トレチノイン療法とは

トレチノインはビタミンAの類縁化合物で、米国ではニキビの治療やシミ、シワの改善目的で使用されていますが、本邦では認可されていないため院内製剤として使用されています。皮膚への作用は、表皮細胞の分裂を促進し、ヒアルロン酸を産生、真皮コラーゲンが増加し、臨床的には光老化の改善が期待できます。その結果、お肌は瑞々しく張りがよくなり、小じわの改善、くすみや色素沈着が改善します。この治療法の欠点は刺激性皮膚炎(トレチノイン皮膚炎)を生じやすいことですが、当院ではそれを起こしにくくするように工夫されたCDトレチノインを用いております。これはトレチノインを糖分子をくっつけることで徐々に作用させることができます(常盤薬品工業製)。トレチノイン療法の目的は①美白剤のハイドロキノンと併用して、シミにピンポイントに作用させる。②全顔に塗布して小じわや張りの改善などアンチエイジング目的に使用する、という二通りの使用法があります。

トレチノイン療法で有効なシワ

トレチノインが有効なしわは、目じりや額のちりめんじわなどの細かいしわで、深くきざまれたしわには効果がありません。ただし、表皮細胞にヒアルロン酸が産生され、みずみずしい肌となるため、質感の改善による抗加齢効果が十分に発揮されます。

トレチノイン療法の内容

①シミの治療として②アンチエイジング目的としてCDトレチノインを1日1回夜、顔に塗布する。
朝はしっかりと紫外線ケアを行ってください。

使用開始後2、3日で薬理効果が現れ、落屑や発赤がみられます。
外用を続けると、徐々にお肌が耐性を獲得する(トレチノインが効かなくなる)ため、間歇的に使用(2~3ヶ月使用後、1ヶ月休薬)する方がよく、それを繰り返します。

(注意点)
使用開始後より皮膚炎による発赤、落屑などを認める事が多い。症状が強い場合は投与量、使用回数を減らすことで症状を軽減させることができる。通常は耐性を徐々に獲得し、投与を継続していても皮膚炎は自然に消失する。
しみや色素沈着がある場合はハイドロキノンやルミキシルと併用します。
妊娠中、または希望中の方は本治療ができません。

施術の流れ

【お電話での受診のご予約】
お電話で御来院の日時を予約します。

【医師による初回診断】
診察、顔面画像撮影装置よる画像の分析を踏まえ、患者様の御希望も踏まえて、最適な方法をご提案します。

【治療の説明】
治療の流れや注意点、費用につきご説明し、希望される場合の処方となります。来院の際は、メイクや日焼け止めはせず御来院ください。

【自宅での処置のご説明と次回受診日の確認を行います。】

トレチノイン療法の金額

CDトレチノイン療法 薬剤費 5g 0.05% 2160円、0.1%、3240円、0.2%、4160円  グラファメラノキュア8g 3240円、ルミキシル9ml 6480円、30ml 16200円

*別途、診察料として、初回のみ2700円、再診から700円が必要です。

症例写真

小じわの軽快

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色素沈着の改善

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