思春期のニキビ

思春期のニキビの特徴

im_illust01010才前後から額や鼻のわきに小さい白っぽいツブツブが増え始めます。これは面皰(=コメド)といって毛穴が角質でつまり、皮脂が貯まったニキビの芽です。毛穴が詰まる(角化異常)ことと皮脂腺の分泌が盛んとなるのは性ホルモンの影響により、思春期の到来とともに自然に増えてきます。
ニキビ菌は、皮脂腺を栄養分として増殖し、炎症を起こします。その状態が赤いニキビで炎症性ざ瘡という赤いツブツブです。炎症が強いと白い膿をもったような皮疹が混じり、ごつごつ腫れたりします。

なぜ思春期ニキビの治療する必要があるのか

ニキビを放置することの問題点は、赤い炎症性ざ瘡を放置すると、ニキビ痕を残してしまうことです。ざ瘡瘢痕といって、白く凹んだキズあとがのこってしまい、そうなると満足のいく治療法がないのが現状です。将来できるだけニキビ痕を残さないように、今から治療を始めましょう!

思春期ニキビの治療法

ニキビの芽である毛穴詰まりを改善することが大事で、面皰へのケアが主眼となります。ディフェリン(アダパレン)といって毛穴のつまりを開く薬剤を中心とし、適宜、抗生物質の塗り薬や飲み薬を追加します。ディフェリンの難点は使い始めの二週間ほどの間に赤くなったりひりひりしたり、といった〝刺激症状”がみられることです。通常は保湿することによって使用が継続可能となること、だんだん慣れて刺激を生じなくなることからできるだけ続けます。最近、別の作用メカニズムによる薬剤としてべピオゲル、デュアックといった過酸化ベンゾイルという抗菌成分を主体とする薬剤が登場し、さらに治療法の選択肢が増え、ニキビのケアが進歩しています。

思春期ニキビのホームケア

皮脂の分泌が盛んですので、1日2回の石鹸洗顔を基本とする清潔のスキンケアが大事です。前髪で額を隠すとざ瘡が悪化してしまうので、ヘアスタイルも工夫しましょう。
化粧水などの基礎化粧品を選択する場合は面皰を形成しないことが確かめられているもの(ノンコメドジェニックの表示)を選択します。
洗浄料も含め市販のニキビ用の製品には、サリチル酸や硫黄など、角質剥離作用のある成分が使用されており、医療用薬剤と併用すると肌荒れがひどくなることがあります。そのため、治療中は、できるだけシンプルで一般的なものを選択する法が無難と言えます。戸外活動では、日焼け止めの使用も薦められ、こちらもノンコメドジェニックかつ石鹸で比較的容易に落ちやすいものを選びましょう。

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